抱っこ法って何?

抱っこ法は、「気持ちを抱きしめ、よりよい人間関係を築いていくためのメソッド」です。「赤ちゃんの抱っこの方法」ではありません。単なる理屈ではなく、30年以上にわたる具体的な実践の中で検証されてきたノウハウなので、親がよりよい子育てをしていくためにも、子育て支援者が親子をサポートしていくためにも、実際的に活かしていくことができます。
対象年齢は、赤ちゃん・幼児はもちろん、小学生以上、あらゆる年齢のお子さんに応用できます。健常児だけではなく、障がいをもったお子さんや、成人障がい者に対しても有効です。

 

子育ての中で
さまざまな育児・子育て情報があふれる中で、「自分らしい子育て」をしていくために、抱っこ法は、「本来の親子力を回復していく道すじ」を提供します。
また、夜泣き・乱暴・落ち着きのなさ・かんしゃく・聞き分けの悪さなど、子どもの困った行動・気になる様子の裏には、子どもなりの切実な気持ちが隠れています。子どもの「隠れたホンネ」を明らかにし、その子本来の成長力を回復していくノウハウが、抱っこ法にはあります。
子育て支援の中で
子育て支援の必要性が叫ばれ、親子を支援する輪が年々広がっています。しかしその一方で、支援者自身が戸惑うほど、大変な状況にある親子も増えてきています。子どもの困った行動が続いたり、保護者のストレスが悪循環になってしまったり。そんな中、「どんな大変な親子にも寄り添っていく」という姿勢で、30年以上にわたって積み上げてきた子育て支援の実践。その中から誕生したのが、抱っこ法のノウハウです。
発達支援・療育の中で
発達が心配な子どもや、発達障害をもつ子どもに対する療育的な支援も、抱っこ法が得意とする分野です。発達支援で大切なのは、認知的な療育内容以上に、発達の基盤としての「日常の親子関係」や「療育者との関係」です。愛着関係が進みにくい子どもに対して、どのように関わっていけばよいのかというノウハウを抱っこ法は提供します。ゼロ歳から取り組める発達支援ですので、「様子を見ましょう」でごまかさない早い段階での支援の開始が可能です。
また、『スタッフのための心のケア=対人援助技術』(大揚社・刊)でも紹介されているように、パニック・他害・自傷などが気になる成人障がい者とのコミュニケーションツールとしても、抱っこ法は大きな力を発揮します。
保育・教育の中で
落ち着きに欠けたり、すぐにかんしゃくを起こしたりなど、従来の保育・教育のやり方では、なかなかうまくいかない「関わり方がむずかしい子」が増えています。なかには、発達障害の傾向を抱える子どももいます。「今どきの子ども」の心の中で起きていることを明らかにし、子どもの心の奥底にある意欲やコミュニケーションを引き出すための、新しい保育・教育のありかたを、抱っこ法は提案しています。
大人の気持ちに向きあう中で
いくら親が、頭で子育てのノウハウを理解していたとしても、心がストレスでいっぱいだとしたら、親子関係は行き詰まってしまいます。ですから、親の気持ちをどう支えていくかは、子育て支援の大きなポイントです。一方で、支援者自身の心のケアもとても重要です。そんな「大人の心とのつきあい方」に関しても、抱っこ法はたくさんのノウハウを持っています。
「自分育て」という観点から、「人とつながりながら自分と向きあう」という考え方も注目です。詳しくはこちら→WEBサイト「そらもよう/天心有情」(別サイト)