お悩み・お困りごと

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子育ての悩みで、自分を責めていませんか?

子育ての悩みは尽きないものですが、なぜ悩むのかといえば、わが子ともっと幸せになりたいから、より良い子育てをしたいからですよね。そんな素敵な気持ちがあるのに、子育てがうまくいかないと感じるとき、親は自分の未熟さや至らなさのせいだと、自分に矢を向けてしまいます。

 

抱っこ法では、子育てはそもそも、悩みながら親子ともに成長していけばいいものと捉えています。その成長がうまくいかないとき、親個人の力量のせいだとは考えていません。子どもたちをどう育めばいいのか、社会全体で迷子になっているようなものと考えています。

 

私たちは、子育て本来の、自然な親子の営みを取り戻すために、抱っこ法の考え方と方法であらゆる親子の応援をしていきたいと思っています。

 

親がたった独りで悩みを抱えるのではなく、誰かにサポートされながら、自分でも解決していける力を育てていくことができたら、子どもにも喜んでもらえます。大切な親が、誰かにサポートされているとわかれば、そのことが、子どもの安心の一つにもなります。ですから、独りで悩まないで、ぜひご相談くださいね。

 

こちらでは、よくあるご質問に、抱っこ法ではどんなふうに向き合うのか、その一部をお伝えします。

 

*抱っこ法のセッション(個人相談)では、それぞれの親子さんに合わせて最善の寄り添いを心がけ、親子で取り組めることからお伝えしています。実際の相談場面では、お子さんの年齢、ご家族の状況などによって異なります。

子どもはかわいいのに、泣かれるとイライラしてしまって、どうしたらいいでしょうか?

 子どもは本来、泣いて→受けとめてもらってスッキリして→立ち直る、その繰り返しで育ちます。ところが、一般的には「泣かないほうがよい」「泣くのは嫌な気持ちがあるからで、可哀想だ」という誤解があります。また、大人も「泣いてスッキリしたらいいよ」と見守ってもらえた経験が少ないこともあって、子どもに泣かれると辛くなったり、イライラしたり、うずいてしまうのも当然です。そのため、泣かせない子育てが当たり前になり、それが子育てがうまくいかない大きな要因にもなっています。

 抱っこ法では、「泣いてもいい子育て」を推奨しています。子どもの泣きを、おおらかに受けとめられるよう、親子で練習していけたらいいですね。

子どもをかわいく思えない自分、叱ってばかりの自分をダメだと思うのですが、どうにもなりません。

 とても多いお悩みの一つですから、安心してくださいね。でも、これは本当ではありませんよ、きっと。

 「わが子をかわいく思えない」のは事実ではなく、例えば「かわいいと思える余裕がないほど、一人で頑張ってしまっている」「どんなふうに、かわいがったらいいかわからない」または「かわいがるというのはこうするものだ」という理想を大きく掲げすぎているのかもしれません。叱ってしまうときも、本当は「この子が大事!」という想いから叱っていることも多いはずです。かわいいという気持ちがなくなっているわけではありません。

 抱っこ法では、親子の心のつながりをお手伝いしていますので、あなたもきっと、かわいいと思えるようになりますよ。

妊娠中いろいろうまくいかなくて不機嫌に過ごしてしまいました。子どもに影響がないか心配です。

 ママなら誰でも妊娠中の過ごし方は気になるものです。不機嫌でいてはダメ、良いものを食べなくてはダメ…。でもそう思ってしまうのはなぜでしょう? 赤ちゃんを大切に思い、快適に過ごさせてあげたかったからですよね。赤ちゃんに会う前から、あなたはすでにママを始めていたわけです。それがまず素晴らしいこと。常にいい状態でいなくても大丈夫!
 抱っこ法では、ママのお話を聴いたり、それを聞いている赤ちゃんの気持ちを代弁したりして、ママと赤ちゃんの心のつかえを解消することもできます。妊娠中も産んでからもいろいろなことがあったでしょう。まずは自分を労うことから始めて元気を取り戻し、わが子に本当に影響があるのか見てみるといいかもしれません。

赤ちゃんと2人で過ごしていると、孤独感や不安でいっぱいになってしまいます。

 赤ちゃんが生まれると生活が一変しますね。妊娠中の想像とは全く違うスタートになることもあって、思っていたのと違う… そう感じるだけでも、自分と赤ちゃんはうまくいっていないかも… と不安になってしまうかもしれません。また、孤独感でいっぱいになるというのもよく聞きます。赤ちゃん以外との関わりがなくなったように感じてしまうこともありますよね。
 抱っこ法では、親子の心のつながる瞬間を提供しています。目の前にいる赤ちゃんとの行き交いやつながりを感じられるようになると、ママにも赤ちゃんにも見事に安心が広がっていきます。一緒にいるのにつながっている感じがもてないことのほうが、思っている以上に不安が増幅されるということですね。

私の子育て、これでいいのか不安になって、涙が出てきてしまいます。

 これでいいのか? 間違っていないのか? わが子を思えばこそ、そんなふうに確認したくなりますね。これでいいと思えたら安心ですものね。でも、残念ながら子育てに唯一の答えはありません。誰かにはいい方法でも、あなたにもベストな方法とは限りません。子育ては、今ここから未来に向かって続いているものなので、線として見る視点が必要ですが、どうしても点で見てしまいがちで、目の前の心配でいっぱいになってしまいますね。
 抱っこ法では、涙にも優しくいたいと思っています。涙には嘘がなく、今のあなたの状態を正直に表していますから、まずは泣きたい気持ちを大切にしましょう。ママだって泣いてもいいのです。泣けたことで元気を取り戻せる人も多いですよ。

おっぱいを飲まなくなってしまいました。母乳は諦めるしかないのかなと思うとたまりません。

 おっぱいを飲んでくれないのは心配ですし、ママとしては悲しくなりますよね。栄養のことも気になるし、頑張って飲んでもらうか、ミルクに移行するか判断を迫られるような気持ちになるかもしれません。まずは早急におっぱいの専門家に診てもらい、アドバイスをいただきましょう。
 抱っこ法では、このようなときにもお役に立つことができます。赤ちゃんでも自分にとって大切なことは特に、耳を貸してくれる賢さがあります。母乳を続けたいと思うのであれば、ママのその気持ちを赤ちゃんに話すことをお勧めします。説得するのではなくて、協力してもらえるように心を込めてお願いしてみましょう。ママの気持ちが伝わって、また授乳が再開された話は珍しくありません。

卒乳したいと思うのですが、おっぱいが大好きな子なので、どうしたらいいのかわかりません。

 卒乳はかわいそうなことに思えるかもしれません。でも赤ちゃんを卒業して、幼児になっていく誇らしいことでもあります。相談の場面でも、卒乳を満足に終えて、誇らしげな顔をする子どもたちがたくさんいます。
 抱っこ法では、赤ちゃんも心の準備ができることをお伝えしています。心の準備を応援するコツは「事前の言い聞かせ」と「事後のねぎらい」です。いつから、どんなふうに卒乳に向かっていくかを話しておくこと、スケジュール以外にも、寂しくなってもいいことや泣いても大丈夫なこと、そんなあなたを丸ごと応援するから安心してね、など事前に伝えておきましょう。そして卒乳後には、頑張ったことをねぎらって、二人で喜び合うといいですよ。

子どものしたいようにさせてあげたいけれど、わがままになるのも心配です。

 子どものしたいことを十分にさせてあげることが良いこと、子どものしたくないことはやらせない、それが子どもを大切にすることという誤解が、定着しつつあるように思います。でも、そのことによって親は少なからず違和感を覚えていて、迷ったり、苦しくなったりしているようです。
 抱っこ法では、どの子も成長したがっていると考えています。いけないことは教えてほしがっている、間違ったら止めてほしがっている、大切なことは体ごと導いてほしがっているとお伝えしています。これらが子どもの「本当にしたいこと」と捉え、それに応えていくことができれば、子どもはわがままには育ちませんし、むしろ自分の成長に希望をもてます。

お友達を叩いてしまうわが子に困っています。対処法はありますか?

 年齢にもよりますが、一般的に、小さな子どもは気持ちを言えないから叩いたりすると思われています。それゆえに、「まだ小さいから仕方ないよ」などと言われがちです。そう言われても、親は、乱暴な子だと思われたらどうしよう? とか、今後ますますそうなってしまうのではないか? と不安になることもありますよね。

 抱っこ法では、子どもたちを行動によってのみ判断したりはしません。叩くという行動の奥にある本当の気持ち(悔しい、怖い、など)に寄り添いながら「でも、やめようね」と誘うことをお勧めします。「やめようね」と誘うときのやりとりが、親子関係を良好に育てることにもなり、この練習はどの親子にも欠かせないものです。

物を投げるので毎回ダメだよと教えるのですが、一日中ダメと言っている毎日です。

 物を投げるのも叩くのと同じで、子どもって投げるよね〜と言われ、そういう時期があっても仕方ないと思われています。でも、やめてほしいと思うのならば、まずは誠意をもって「やめてね」と伝える必要があります。誠意をもってというのは、子どもは分かる、分かろうとしていると信頼して伝えること。そのうえで、しっかりと止めてあげることが大切です。

 抱っこ法では、口で伝えるだけでなく、子どもに触れながら伝えることを大切にしています。子どもの立場になって想像してみてください。「やめてね」と聞こえることと「こうやってやめるんだよ」という導きの手が同時にあったら、そのことを習得するのに助かりますね。セッションではそんな練習も一緒にできます。

寂しい思いをさせているからか、甘え方がしつこい時があり、どこまで付き合えばよいか迷います。

 子どもの甘えにはベストな状態で応えてあげたくなるのも親心です。でも親にも気分や調子があって当たり前。親子も人間同士ですから、子どもだって親の様子を読み取って、その様子に合わせて甘えたり、場に合わせてちょっと控えたりができるようになったほうが安心です。わが子の甘えに全部応えなければと思わないでくださいね。
 抱っこ法では、子どもの要求には3つあるとお伝えしています。すぐに応えたほうがいい要求(おっぱいがほしい)、応えられるけど応えないほうがいい要求(ご飯の前にアイスが食べたい)、応えたくても応えてあげられない要求(赤ちゃんなんかいなくなって!)。どれも決してないがしろにはしませんが、対応は違っていいのです。

兄弟げんかが絶えません。公平にしたいのですが、できているか自信がないです。

 親として兄弟への対応を公平にしたいというのは、親心です。どっちも大事だし、どっちも愛しているからこその大事な思いですよね。公平にしたい、するべき、できていない自分はダメだなどと飛躍せずに、まずは、自分の中にある親心を信じていましょう。公平というのは、それぞれに全く同じ対応をすることではありません。けんかしているときのお互いの体験は同じではありませんし、年齢も違います。
 抱っこ法では、子どもの行動を止めるとき、口だけでなく触れながら止めるのが有効だとお伝えしています。例えば、けんか中の子どもに触れていくときなどには、多少の抵抗が返ってくるのは当たり前なので、しばらく身体ごと心を抱きしめるようにいてあげることが役立ちますよ。

園の行事など、うちの子だけうまくできません。私の育て方が悪かったのだと落ち込んでしまいます。

 どうしてもできない子が目立ってしまう場面では、親としてもドキドキしてしまいますね。わが子がうまくできないとき、親にもいろいろなことが起きます。親というものは、つい、自分のせいだと思いがちですが、子どものできるできないは、あなたの子育ての結果ではありませんよ。今この時点で苦手なことが一つ見つかった、それがわかったというふうに受け止めてみませんか?
 抱っこ法では、怖がりな子、緊張しやすい子、固まってしまう子、はしゃいでしまう子、自信のない子… どんな子にも対応していくことができます。その子の見えている部分だけでなく、そこにある気持ちを一緒に感じてみると、わが子が理解できて、そこから成長していくのを助けることができます。

 

子育てのお悩み・お困りごとは、早めに取り組むことをお勧めします。そのために抱っこ法セッション(個別相談)をご利用ください。

 

公認ホルダーによって、お受けできるケースが異なります。まずは、公認ホルダーにお問い合わせください。また、抱っこ法セッションについてご不明な点がある場合は、お気軽に協会へお問い合わせください。